PhotoScape X(フォトスケープX)とは、無料でも簡単に使える画像編集ソフトで、パソコン用のアプリです。使い方を覚えれば加工初心者でも簡単に操作できます。
シェアウェアとは違い無料お試し期間の制限もなくおすすめです。
photoscape と photoscape x の違いとインストール手順
【PhotoScape X】の使い方、大きく8項目
フォトスケープXは大きく8項目に分かれています。
●写真編集 :サイズ変更・切り取り・文字入れ・調整等
●カットアウト:背景削除(透過)
●一括編集 :一度に複数加工
●コラージュ :決まったフレームに合成
●連結 :単純合成
●GIFアニメ:画像動画
●印刷・pdf:印刷・pdfとして保存
です。
起動して左上の項目を選択するとフォルダーが反映されるので加工したい写真を選択します。
写真ビュアーではファイルで写真を見るときと同じようにリストやグリッド表示などで写真の確認ができます。
・動画でも一通り簡単に解説しています。
写真編集
写真編集には
編集・カラー・フィルム調・光・フレーム・挿入・道具の7項目あります。
編集
編集画面では右側のツールから
・画像の回転・反転
・サイズ変更・切り抜き
・クイックツール
・調整・効果・変形
などが使用できます。
画像の回転・反転
画像の回転・反転も簡単です。
- サイズ変更の上にある丸い矢印で90度回転
- 真ん中2つは任意の回転・角度補正
- 右側が平行・垂直に反転
ができます。
サイズ変更と切り抜きのやり方
サイズ変更(画像左)
サイズ変更は、幅または高さをプルタウンより選んで簡単に変更できます。
縦横比を固定にチェックが入っている状態で幅、高さのどちらかを変更すると比率が維持されているので、もう一方も勝手に数字が変更されます。
ピクセル・インチ・センチでの切り抜きも可能です。
切り抜き (画像右)
切抜きは自由な大きさまたは、あらかじめ用意された比率のツールを使って切り取ります。
やり方は、切り取りに使用したい比率など選択したら写真の上にカーソルを持っていきます。
すると十字マークがでるので、切り取りをしたい位置から左クリックしたままドラッグし大きさが決まったら、切抜きを選択します。
また、上の円形に切り抜きにチェックをつけることで簡単に円形に切り抜きができます。
クイックメニュー
クイックメニューでは強弱や数字を選ぶだけで写真全体の加工が簡単にできるようになっています。
これだけでもある程度簡単な加工は充分可能です。
右側にある三本線のツールを選択するとクイックメニューが出てきます。
自動補正・クラリティ・色抜き・明暗・シャドウハイライト・シャープ・ぼかし・ブルームなどができます。
クラリティは明瞭化、ブルームとは露光に似た加工です。
色抜きは彩度を下げることが出来ます。
クイックメニューの三本線の隣にある丸いのを選択すると
無彩色・セピア・バンディクート・黒白・ネガに加工できます。
調整・効果・変形
調整・効果・変形の+マークを開くと様々な加工・変形ができます。
ここでは、調整バーを使って調節とマスク(部分補正)が可能です。
調整
調整では自動補正、シャープ、ぼかしノイズ軽減・加算したり、かすみの除去やホワイトバランスの調整や
べた塗りでカラー選択をして乗算やオーバーレイ、焼き込みカラーなどのブレンドモードを変更することも出来ます。
効果・変形
・効果ではエンボス加工や水彩・色鉛筆化、点画
すりガラス、モザイクなどの効果を加えることができます。
・変形では魚眼レンズ、遠近、反射などの変形
文字マスク、フレームラインでフレームの幅や余白を自由に加えることも出来ます。
カラー
カラーでは、調整バーまたは、数字入力で明暗、色味、クラリティなどの調節ができます。
彩度・色温度・色合い・その他を開くと露光量やさらに細かい色調整を行えます。
フィルム調・光・フレーム
フィルム調・光ではフィルターやエフェクトをかけたような感じに加工が出来ます。
フレームは『フレーム・シェイプ・境界線』のタブがあり、
シェイプでは丸や四角、三角、吹き出しなどの好きな形を付けることが出来ます。
※単純に円形に切り取り(透過で)したい場合は編集でできます。
※シェイプ図形の下、背景色選択の右側にある四角いボタンを押すと図形のまわりを透過することが可能です。
挿入
挿入では、ステッカー、イメージ、図、テキスト(文字入れ)、拡大鏡・フィルタを挿入することができます。
- ステッカー:スタンプ挿入
- イメージ:画像の挿入
- 図形 :丸、三角、多角形、吹き出しなど様々な図形が挿入できる
- テキスト:文字入れ
- 拡大鏡:一部分を拡大する加工
- フィルタ:ぼかし、モザイク、クリスタル、変位、カラーハーフトーン
任意のサイズと大きさを変更して挿入できます。
挿入レイヤー
挿入を開くと、画像左上あたりにレイヤーのマークが現れます。
ここで配置した装飾の複製・削除・位置の移動・配置の統合も簡単にかのうです。
挿入を開いた時に、上記6項目の下にでてくる記号のところでは
- 矢印・ラインの挿入
- 円や四角、枠線の挿入
が簡単にできます。
赤枠左から、削除・複製・前面背面移動・回転です。
その下、カラー選択・線の種類・厚さ・丸み・不透明度の調整もできます。
角度の調節は、基本的に挿入した図形・文字などの真上に出てくる矢印🔁を使うほうが楽です。クリックして左右に動かすことで出来ます。
道具
道具では
描画・ペイント・消しゴム、ぼかし、シャープ、モザイク、カラー調整などが
ブラシで部分的に加工できるようになっています。
ブラシのサイズを変えることで細かい部分の加工に向いています。
ブラシの右下についている+、-は、追加と減算です。
基本は追加ですが、加工を加えた部分を削除したい場合に減算を使用します。
減算する場合にマスクを表示させるとわかりやすいです。
カットアウト
カットアウトでは写真の周りなど必要のない部分を削除(透過)することができます。
(例)同じ写真を並べて紫色の背景の部分をカットアウト
例ではマジック消しゴムを使って右側の紫色の背景の部分をカットアウトしました。
カットしたい場所にカーソルを持っていくと+マークが出てくるのでクリックします。
境界線が分かりやすいものは割ときれいにカットできます。
背景が複雑なものや色が似ているものなどの場合はきれいにカットアウトできない場合があります。
色味が近い場合は一緒に消えてしまう場合があるので
『許容値』を変化させてみるときれいにカットアウトできる場合もあります。
また、なげなわやブラシ(画面右上で変更)を使って消すという方法もあります。
・なげなわは点線で囲った範囲をカットアウト
・ブラシはサイズを選んで塗りつぶしをする感じでカットアウト
できます。
カットアウトの際トリミング
カットアウトした際に透明になった部分のサイズをトリミングしたい場合は
右下の『透明ピクセルをトリミング』にチェックが入っている状態にしておきます。
サイズを変更したくない場合はチェックを外してからカットアウトしてください。
また、カットした際に別の右下にあるカラーを選択することで別色の背景色にすることができます。
一括編集
一括編集では、複数の写真を一度に同じ変更や加工をすることができます。
加工したい複数の写真をドラッグアンドドロップまたはクリックで選択します。
項目としては編集と同じです。
切り抜き、サイズ変更のやり方がすこしわかりづらいと感じるかもしれません。
一括編集の切り抜き方法
一括編集の切り抜きのやり方は
- 切き抜きの+マークを開く
- 左右上下の数字をpx(ピクセル)単位で設定
上から左、上、右、下側の切り抜きができます。
・例えば上下合わせて高さを20px切り抜きたい場合
2番目と4番目に数字で10と記入します。すると自動で入力した数字の分だけ切り抜かれます。
一括編集のサイズ変更方法
一括編集のサイズ変更は
幅、高さ、比率、長辺、短辺のいずれかを選択して比率を維持したままでのサイズ変更が可能です。
比率を変えたい場合は短辺の下のラジオボタンを選択し、プルタウンより幅と高さを任意で選択します。
ストレッチにチェックを入れると、サイズに合わせて元画像が引き伸ばされます。
コラージュ
コラージュでは決まったフレームに画像を入れて合成することが出来ます。
赤枠の部分からフレームの分割数が選択できるようになっています。
デフォルトで用意されている中で好みの形を選択したらそこに画像を挿入していきます。
挿入後にテンプレートを変更することも可能です。
また、枠内の境界線を選択して幅、大きさを変更できます。
挿入した画像を選択して、拡大や、反転、明るさなどの調節もできます。
写真の移動は、写真にカーソルを持っていき真ん中の点をクリックしたままドラッグで移動できます。
連結
コラージュとは違い、連結では単純に
垂直、水平、タイルのいずれかを選び写真合成を行えます。
(例)以下では4枚の画像をタイル式で連結しています。
連結後に全体のサイズを変更したり、マージン(周りの余白)の設定や間隔(写真の余白)の設定、背景色を設定することが出来ます。
タイルの場合は『列』を変更することで、横に何枚並べるかの設定ができます。
GIFアニメを作る
フォトスケープXではGIFアニメも簡単に作れます。画像の動画です。
GIFアニメにしたい画像を複数選択します。
右側の赤枠の一番上の表示時間で切り替わる時間を設定します。
トランジションの効果
トランジション効果とは、画像が切り替わる際に効果をつけれます。
右から左に流れるような感じだったり、ズームして切り替わったり
6つの効果が用意されているので好みの効果を選択するといいです。
効果選択後、すべてに適用を選択すると切り替わりにすべて同じ効果を適用できます。
位置は固定されますが文字を入力することも可能です。
保存の際に、ループ回数の設定も無限または1~5回まで設定できます。
印刷
フォトスケープXでの印刷も簡単です。
赤枠右上の部分より
- プリンターの選択
- 用紙サイズの設定
- 縦横の設定
をします。
1×1では1ページに対して一枚の写真
複数画像を並べたい場合はタイルまたはセルの大きさを指定して並べます。
自動回転にチェックを入れると用紙に合わせて自動で画像が回転します。
印刷画像がぼやける場合
印刷した画像がぼやけてしまうばあいは、『DPI』を変更してみてください。
DPIは画像の解像度です。
基本的に数字が大きいほど画質はいいです。
サイズやプリンターの種類などにもよりますがよくわからない場合300~350あれば安心です。
pdfファイルとして保存方法
印刷で設定した画像はpdfファイルとしての保存が可能です。
保存方法は右上のプリンターを選択するところで
- print to pdfを選択
- 右下印刷→『印刷』を選択
- ファイル名をつけて保存
プリンターの設定(Windows10の場合)
印刷設定で自分が使っているプリンターが出てきていない場合プリンターの追加設定が必要です。
- スタート→『Windowsの設定』→『デバイス』『プリンターとスキャナー』を選択
- 『プリンターまたはスキャナーの追加』で検索ご追加でOK
※プリンターはオンラインの状態(電源入)で行ってください。
※Wi-Fiの場合はプリンタ側でWi-Fiの設定が必要です。